私たちはしばらくは何も会話をせずに歩いていた。


もう住宅街だし、
もうすぐ私の家に着いちゃうけど・・・


・・・用事って何だろう?


「あの~?」


私は自分から聞いてみることにした。


「ん?」


「私に用事って何ですか?」


「あぁ・・・」


レオンさんはキョロキョロと
周囲を見渡すと私に聞いてきた。


「君、山田ロミオ君の事どう思ってる?」


「え?どうって・・・友達ですけど?」


「本当にそれだけ?好きじゃないの?」


「え!?まぁ、友達としては好きですけど・・・」


な、なんでそんなこと聞くの?


「ふーん・・・?」


レオンさんは少し黙り込んだ後突然言った。