「あ、撮影始まったみたい!」


カメラのシャッターを切る音がして
撮影が始まったことに気づいた。


丁度、山田君が様々なポーズをとっているところ。


「ふぁ~あ!寝み~」


大あくびをしながら澪が言った。


「ちょっと澪!せっかく見学させてもらってるのに
・・・失礼でしょ!?」


「見てるだけで退屈だし・・・」


「見学ってそういうものでしょ!?」


「やっぱ家でゲームしてたほうがよかったわ・・・」


「じゃあ、なんで来たのよ?」


「・・・何となく?」


澪は何故か私から視線を逸らした。


・・・?


「ねぇ、君たちもしかしてロミオ君の友達?」


「え!?」