「はぁ・・・鈍感な子には見えないモノなのね・・・」


「でも、なんで君”みたいな”人が
ロミオって呼ばれてるんだい?」


「”みたいな”ってなんだよ・・・!」


「あー、それはね名前が日代 澪でしょ?
だからひし”ろみお”・・・って感じで」


「そうなんだ・・・?」


「ちなみにこの子も同じ理由であだ名がジュリエットです!」


彩が急に私の両肩をつかむと私を前に押し出した。


「え?君のあだ名はジュリエットなの!?」


「う、うん・・・」


「同じ理由ってことは・・・」


「うん、名前が真樹 梨恵だから・・・」


「だから、ジュリエット・・・
ははっ、いいね!」


何故か山田君は嬉しそうに笑った。