「ごめん!なんでもない!!」

「そっか…それにしてもホストって…返事出す時はちゃんと考えてから出してよね。舞岡さん傷つくの見たくないし…」


なんで?

私、なんでどきってしてんの?

松田は友達として心配してくれてるんだよ。

ありがたく受け取るのが私の役目でしょうが…


「そうだね。でも付き合うかもね。もしかしたら…」

松田はまだ何か言いたそうだった。

そんな目をしていたけど、見てないフリした。

「もう時間じゃん!!私行くわ」


授業に向かう途中、涙をこらえるのに必死だった。