「舞岡さん…だっけ?」

二本目を気持ち良く吸っていた私のところにきたのは、松田和明だった。

慌てて火を消して返事をした。

「あっ、うん。よろしく。よく隣になるよね」

すごく純粋そうな人だった。

いい友達になれそうだな。

「商業科って俺らしかいないんだね…まぁ、これからよろしく!ってか、舞岡さんみたいな人始めて見るな〜!」

屈託もない笑顔で話し掛けてきた松田に、どこか癒された。