「由美はすごいな〜。由美の料理はおいしいよ〜。由美の服はかっこいいよ〜。由美大好きだよ〜」

アキは独り言のように呟いていた。


私も大好きだよ、アキ。



「あれ?由美、今何時?」

ケータイを開いて見せた。

「58分だよ」

「うわっ!大変!メールの準備せな!」

こんなに近くにいるのに、アキは0時ぴったりにメールをくれるそうだ。



そして、ろうそくを取り出してきた。

ろうそくに火をつけて、部屋の電気を消す。

暗くなった部屋に揺らめく火。

あまりにも綺麗で感動した。