拓海side


明日、部活の後輩である律が家に来ることになった。


陽菜乃が男嫌いなのは知っているけど、あいつは良い奴だし、きっと仲良くなれると思うんだよな。


まあ、陽菜乃も挨拶ぐらいならいいって言ってくれたし、律には頑張ってもらおう。


ずっとこのまま引きこもってる訳にも行かないしな。


とりあえず今日は寝るか。





次の日
「拓海先輩おはようございます。」



『律、おはよう。妹が来ていいってさ。』



「本当ですか?」




『あぁ、本当だよ』



「妹さん何才でしたっけ?」



『妹、陽菜乃っていうんだけど、律と同じだよ。』



そう、陽菜乃は俺の一個下。

本来は高校1年生で、律と同い年なんだけど、引きこもってるから学校には行っていない


「え?同い歳なんですか?じゃあ仲良くなれますかね」



『仲良くしようとするのはいいけど、陽菜乃は、男嫌いって言うか、男が怖いみたいなんだよな』



「そうなんですね…まあ、頑張ってみます」



『ま、怖がらせない程度にがんばってくれ』



「はい!」