「はいはい、おいで。」

だから、ついつい甘やかしてしまう。

「じゃ、じゃあ、私下で待ってるね。」

でも、毎日ぎゅーってするのはさすがに心臓が持たないから、やめて欲しい。

「はなーー。準備できたから、早く学校行こ?」

ゆーくんは、いつも上目遣いで私を見上げる。身長はゆーくんのほうが高いのに。

「うん。じゃあ、行こっか。」

私は、平然を装っていつも歩く。