いつ誰から教わったのかもわからない喧嘩で荒れまくった。


両親の遺伝で運動が得意だったからかもしれない。



何回警察に補導されただろう?何回両親から叱りの電話を受けただろう?




自分がなんなのかもわからなくなったときに出会ったのが炎龍だった。



僕たちに手を差し伸べてくれた総長の朔さん。

自分だって嫌なことがあったのに笑顔で支えてくれた爽太。

いつも無口だけど優しかった永遠。

そっけなくても族のことを何度でも教えてくれた真。


すごく強かった幹部の先輩たち。


僕たちの後に入った姫の弥生。


僕らの誇りで居場所でかけがえのない存在。