「はぁ。」
「大丈夫か?」
永遠が部屋に入ってきた。どうやら気になって盗み聞きしていたらしい。
「お前はどう思う?」
先程からこびりついて離れない難題について問いかけてみた。
「いつも通り2部隊に分ければいいだろ。」
参謀の方の仕事だと勘違いしているようだ。
「そっちじゃなくてあの転校生のことだ。」
「……今日の転校生か。別に理事長の従妹ってだけだろ?だって先代の従妹なら殺気くらい出せても当然でしょ。」
永遠は少し考える素振りを見せた後、淡々と事実を告げただけだった。
「そうか…そういえばあいつと入れ替わりで編入してくるなんて偶然だな。」
ふいに元姫のことを口に出す。
「……。」
永遠はその話をすると決まって黙りこむ。
しかし今日は違った。
「弥生はそんなやつじゃない……。それに北條さんって裏がありそう。」
「何言ってんだよ。確かに俺も北條のことはあんま気に入ってないが、お前もみただろ、あの切り傷。一生残んだよ。」
