「誰があんたの女になるって言った⁉︎」
「俺が今ここで言ったけど?」
まっまさか?
こいつ隠れ俺様?
なんていうことだ…
なぜ私はいつも俺様男子としか出会えず、巻き込まれるの?
落ち込んでいると
「歩くのおせーぞ」
と言われ、
またお姫様抱っこというものをされた。
とたんに下っ端がどよめく。
私は恥ずかしさと怒りで顔が今真っ赤だろう。
やり場のないこの気持ちを柊斗にぶつける。
「ちょっとなにしてくれてんの?みんな見てるしおろしてってば‼︎」
「じゃあみんながいないところならいいのか?」
「あんたどんな解釈してんの?頭大丈夫?」
「前の学校ではいつも首席だったけど?」
「そっちの頭じゃない!」
