美桜said

そろそろ朔ちゃんの機嫌も治ってる頃かな〜

って私全然授業参加してないじゃん。

サボってもいいけど行くとこないし戻るか。
教室を目指しているといたんだ。炎龍が…


「あっ姫嶋さんだ!」

爽太が駆けよってきた。

「あっち行ってくんない?」

距離を取りそう告げると

「そんなこと言わないでよ〜」

さらに近づいてくる。私の顔の近くまで来たかと思えば


「春奈ちゃん」


って囁いた。


もしかしてこれでくるとでも思ってるのかな。
馬鹿なのかな?この偽女好きめ


「偽女好きさん。それは私には通用しないよ」



爽太は唖然としている。


そう言って去ろうとしたら腕を掴まれた。