こうなるのは勘弁だ。
避けるために正体をバラしてもせっかく転校生になったのにややこしくなる。
ましてやここは教室。
騒ぎにはしたくないけどどうしよう…早く決めなきゃっ
ここは
逃げよう!
「お前あとでちょっと話がある。」
「私にはないから行かない。」
そう言ってバレないようにずるりと窓による。
「俺は話があんだよ。とにかく「絶対嫌だ‼︎」⁉︎」
そう言って私は窓から飛び降りた。
窓の外についてる花壇みたいなのに当たらず成功!
それから壁を二回ほど蹴って綺麗に着地できた。
あいつらが追いかけてくるのを心配して
私はまっしぐらに朔ちゃんの部屋に向かって走った。
さすがに諦めると思ったのに、
このせいで余計に炎龍たちが関わってくるなんて…
