「じゃっ!親父、行って来るなっ!」 「おう、陸。日本でかあさんみたいなベッピンさん捕まえて来いよっ! あっ、カナにもよろしくなっ!」 「ほぉ~い!」 タクヤさんに手を振りながら、陸に聞いてみた。 「カナさんって?」 「あー、うちの母さんの妹、ゆきの母さんだよ」 「あぁ、ゆきの・・・か」 「あっ!!あいつらいたいた。」 陸の指差した方を見ると、チェックインを済ませたにも関わらず、 大きなバッグを抱えたリサとマリアがいた。