嫌いなあいつの婚約者!?

 涼も涼よ。彼女の言いなりじゃない。もっと自分の意思をもてばいいのに。

 って、涼が何を考えているかなんて私には分からないからこんなこと考えても仕方ない。

「私たちも座りましょう」

「ええ、そうね」

 料理が運ばれてくるまでの間に、カフェテリアから見える庭の風景を楽しむ。 

 学校には贅沢とも思えるほどの立派な庭には噴水があって、その周りにはベンチもあってそれぞれに思い思いの時間を過ごしているのが見える。

 読書をしている人、座って空を眺めている人。

 庭からふと視線を外すと、涼の姿が視界に入り2人で何やら楽しそうに会話をしている姿が確認できた。

「…………気になるの?」

「あ、……違うわ。そんな。……あっ」