というか……目の前の涼が好きなのは多分おしとやかであろう私で、私なのだけれど私ではない。
…………そうか、私じゃないんだ。
決して、この今の私じゃない。
涼が好きなのは同じ世界にいた女の子らしい桜で、多分まだその桜の面影を私を通して見ているから私のことが好きだと言っているけれど、そのうちきっと私のことは好きではなくなる。
だって、私は桜であって桜じゃない。
その事実は、今まで比べ物にならないほど私に空虚感を覚えさせた。
もし、またあの世界に2人で戻ってしまったら、私は婚約をやっぱり破棄しないといけない。いや、もしかしたら世界が正常に戻るかもしれないから破棄しない方がいい?
どうしたらいいのか、分からない。
婚約って1度破棄した後にまた復活できるものなの?
でも、こっちの世界では同じ人と結婚することだってあるし、出来るのかな……。
「桜? 何か悩んでる? 分からないところある?」
「あ、ううん。大丈夫」
…………そうか、私じゃないんだ。
決して、この今の私じゃない。
涼が好きなのは同じ世界にいた女の子らしい桜で、多分まだその桜の面影を私を通して見ているから私のことが好きだと言っているけれど、そのうちきっと私のことは好きではなくなる。
だって、私は桜であって桜じゃない。
その事実は、今まで比べ物にならないほど私に空虚感を覚えさせた。
もし、またあの世界に2人で戻ってしまったら、私は婚約をやっぱり破棄しないといけない。いや、もしかしたら世界が正常に戻るかもしれないから破棄しない方がいい?
どうしたらいいのか、分からない。
婚約って1度破棄した後にまた復活できるものなの?
でも、こっちの世界では同じ人と結婚することだってあるし、出来るのかな……。
「桜? 何か悩んでる? 分からないところある?」
「あ、ううん。大丈夫」



