「はい、これ」
「ありがとう。…………うん、美味しい」
「でしょ? こういうのって飲んだことある?」
「ううん、普段は紅茶とか生ジュースとかしか飲まないから。でも、これすごく美味しいよ。甘いけれど。僕も何かプレゼント……」
「いいよ、だって、苺のネックレス、くれたでしょ?」
あのネックレスはあっちの世界の自分の部屋に飾っていて、もちろん今はない。そのことがなんとく寂しさを感じさせて、私はそれを飲む込むように甘いフラペチーノを一気に流し込んだ。
再び地上を見ると、あの世界とは違いごみごみとしていて、ああ現実なんだなと夢から覚めた気分になる。
でも、目の前には確かにあっちの世界の涼がいて、現実と夢の境界線が分からなくて、宙ぶらりんな気持ちになった。
「そういえば、この世界では婚約者とかないからね?」
「そうなのか?」
「そう、私と涼はただの幼馴染」
「幼馴染……。ていうことは、自由な恋愛が出来るってことかな?」
「ま、まあ、そうなるね」
「そうか、うん、分かった。桜。僕は婚約者じゃなくてただ君が好きな男として隣にいるよ」
真っ直ぐな瞳で言ってくる涼に思わ「な、なに恥ずかしいこと言ってるの?」と言葉が出てくる。
「え、ああ、ごめん」と、涼は目を逸らした。
「ありがとう。…………うん、美味しい」
「でしょ? こういうのって飲んだことある?」
「ううん、普段は紅茶とか生ジュースとかしか飲まないから。でも、これすごく美味しいよ。甘いけれど。僕も何かプレゼント……」
「いいよ、だって、苺のネックレス、くれたでしょ?」
あのネックレスはあっちの世界の自分の部屋に飾っていて、もちろん今はない。そのことがなんとく寂しさを感じさせて、私はそれを飲む込むように甘いフラペチーノを一気に流し込んだ。
再び地上を見ると、あの世界とは違いごみごみとしていて、ああ現実なんだなと夢から覚めた気分になる。
でも、目の前には確かにあっちの世界の涼がいて、現実と夢の境界線が分からなくて、宙ぶらりんな気持ちになった。
「そういえば、この世界では婚約者とかないからね?」
「そうなのか?」
「そう、私と涼はただの幼馴染」
「幼馴染……。ていうことは、自由な恋愛が出来るってことかな?」
「ま、まあ、そうなるね」
「そうか、うん、分かった。桜。僕は婚約者じゃなくてただ君が好きな男として隣にいるよ」
真っ直ぐな瞳で言ってくる涼に思わ「な、なに恥ずかしいこと言ってるの?」と言葉が出てくる。
「え、ああ、ごめん」と、涼は目を逸らした。



