数日ぶりの授業はひたすら睡魔に襲われて、それに耐えること数時間、ようやく放課後が訪れた。
涼には杏里と用事があるから先に帰ってと伝え、2人で奏多さんのところに行く。
嬉しすぎて頬がとろけてしまいそうになるけれど、きゅっと口元に力を入れてだらしない顔をきりっとさせる。
教室の入り口を覗くと、すぐそこに奏多さんの姿が見えた
「あ、桜さん、体、大丈夫?」
「はい、もう、元気です」
とはいうものの、まだまだ気持ちの面では100%すっきりするはずもなく、雲がもやもやとかかっている。
涼が、私のいた世界のような性格の悪い涼だったらこんなに悩まないのに。
どうして、この世界の涼はあんなに爽やか王子なわけ?
突き放したいのに、何故か完全に突き放すことができない。
婚約破棄が出来るのに、どこかで踏み止まっている自分がいる。
涼の方から、拒否してくれればいいのに、そうしたらそれを受け入れるのに。
それが私にとっては1番楽なんだ。
涼には杏里と用事があるから先に帰ってと伝え、2人で奏多さんのところに行く。
嬉しすぎて頬がとろけてしまいそうになるけれど、きゅっと口元に力を入れてだらしない顔をきりっとさせる。
教室の入り口を覗くと、すぐそこに奏多さんの姿が見えた
「あ、桜さん、体、大丈夫?」
「はい、もう、元気です」
とはいうものの、まだまだ気持ちの面では100%すっきりするはずもなく、雲がもやもやとかかっている。
涼が、私のいた世界のような性格の悪い涼だったらこんなに悩まないのに。
どうして、この世界の涼はあんなに爽やか王子なわけ?
突き放したいのに、何故か完全に突き放すことができない。
婚約破棄が出来るのに、どこかで踏み止まっている自分がいる。
涼の方から、拒否してくれればいいのに、そうしたらそれを受け入れるのに。
それが私にとっては1番楽なんだ。



