見た目とは随分受ける印象が違って、気が相当強そうな話し方に背筋が自然と伸びる。
なにか知らないところで怒らせるようなことをしてしまったのだろうかと思い出せる範囲で過去を振り返るも、多分彼女に関わるような出来事はない。
とりあえず彼女の後をついていき校内から出て、大きな噴水のある中庭に来た。
くるっと私の方を向き、不機嫌な顔を私に見せてくる。
「あなた、どういうつもり?」
「えっと……なにが、ですか?」
どういうつもりといきなり聞かれても、本当になんのことだか見当もつかない。
「涼さまという婚約者がいながら、他の人と2人きりで過ごすなんて、どういうつもりか聞いてるのよ」
「えっと、それは……」
「私、許せないのよ。ふらふらしてるあなたが」
「もしかして、涼が好きなんですか?」
「な、な、な、なんでそんな単刀直入に聞くわけ?」
分かり易いくらいに動揺して、顔をトマトのように真っ赤にする彼女は恋する少女だった。
「えっと、ごめんなさい……」
「と、とにかく、中途半端な気持ちならあなたから土下座して婚約解消でもしてちょうだい」
「そんなこと言われても……」
「いい? 必ずよ」
言いたいことを全て言い終えたのか、私の返事を聞く前に目の前から消えてしまった。
まるで、台風のようだった。
涼さまって呼ぶくらいだからきっと相当涼のことを慕っていると思う。
涼にとっても、きっと私なんかといるより、彼女のように涼のことを好きでいてくれる人が婚約者の方がいい。
でも……。
なにか知らないところで怒らせるようなことをしてしまったのだろうかと思い出せる範囲で過去を振り返るも、多分彼女に関わるような出来事はない。
とりあえず彼女の後をついていき校内から出て、大きな噴水のある中庭に来た。
くるっと私の方を向き、不機嫌な顔を私に見せてくる。
「あなた、どういうつもり?」
「えっと……なにが、ですか?」
どういうつもりといきなり聞かれても、本当になんのことだか見当もつかない。
「涼さまという婚約者がいながら、他の人と2人きりで過ごすなんて、どういうつもりか聞いてるのよ」
「えっと、それは……」
「私、許せないのよ。ふらふらしてるあなたが」
「もしかして、涼が好きなんですか?」
「な、な、な、なんでそんな単刀直入に聞くわけ?」
分かり易いくらいに動揺して、顔をトマトのように真っ赤にする彼女は恋する少女だった。
「えっと、ごめんなさい……」
「と、とにかく、中途半端な気持ちならあなたから土下座して婚約解消でもしてちょうだい」
「そんなこと言われても……」
「いい? 必ずよ」
言いたいことを全て言い終えたのか、私の返事を聞く前に目の前から消えてしまった。
まるで、台風のようだった。
涼さまって呼ぶくらいだからきっと相当涼のことを慕っていると思う。
涼にとっても、きっと私なんかといるより、彼女のように涼のことを好きでいてくれる人が婚約者の方がいい。
でも……。



