ま、まるで、リゾートホテルじゃない。
フェリーから降りて連れてこられた先には立派すぎるほどの豪華なホテルのような建物があり、校外学習といえばせいぜいよくて民宿的なものを想像していた私にとっては、いい意味で予想外すぎるものだった。
周囲を見渡すと、誰一人私のようにこの建物に圧巻されている人はいなくて、それぞれ友人たちと話をしたり思い思いの時間を過ごしている。
皆、これが当たり前なのね、とため息が1つ出てしまう。
「桜、中入ろう」
「うん」
涼に続いて館内に入るとそこはやっぱりホテルそのもので、フロントにはホテルマンらしき人たちがいて、皆それぞれ手続きを済ませて鍵を貰っていた。
あ、そこはカードキーじゃないのね、と少しの古臭さに安心してしまう。
無事に私も鍵をゲットして、ようやく一息つくことのできる時間を確保できそう。
「じゃあ、一旦お別れだね。僕の部屋番号は403だから、何かあったら電話して」
「うん」
涼は先にエレベーターに乗り、行ってしまった。
1人残された私は頭の中でしおりを確認する。
昨日確認した限りでは、午前と午後でテニスやら料理やら乗馬やら、自分が好きなものを選択でき、食事の時間も基本いつでも良いということで、ほぼ自由な1週間の日程だった。
もはや、校外学習というよりも休暇と言った方がいいんじゃないかとも思えてくる。
「桜」
ようやく部屋へ行こうとした時、杏里がやって来た。
「杏里」
「部屋、隣よね?」
「私は702だけど、杏里は?」
「私は703。部屋、行きましょう」
「うん」
フェリーから降りて連れてこられた先には立派すぎるほどの豪華なホテルのような建物があり、校外学習といえばせいぜいよくて民宿的なものを想像していた私にとっては、いい意味で予想外すぎるものだった。
周囲を見渡すと、誰一人私のようにこの建物に圧巻されている人はいなくて、それぞれ友人たちと話をしたり思い思いの時間を過ごしている。
皆、これが当たり前なのね、とため息が1つ出てしまう。
「桜、中入ろう」
「うん」
涼に続いて館内に入るとそこはやっぱりホテルそのもので、フロントにはホテルマンらしき人たちがいて、皆それぞれ手続きを済ませて鍵を貰っていた。
あ、そこはカードキーじゃないのね、と少しの古臭さに安心してしまう。
無事に私も鍵をゲットして、ようやく一息つくことのできる時間を確保できそう。
「じゃあ、一旦お別れだね。僕の部屋番号は403だから、何かあったら電話して」
「うん」
涼は先にエレベーターに乗り、行ってしまった。
1人残された私は頭の中でしおりを確認する。
昨日確認した限りでは、午前と午後でテニスやら料理やら乗馬やら、自分が好きなものを選択でき、食事の時間も基本いつでも良いということで、ほぼ自由な1週間の日程だった。
もはや、校外学習というよりも休暇と言った方がいいんじゃないかとも思えてくる。
「桜」
ようやく部屋へ行こうとした時、杏里がやって来た。
「杏里」
「部屋、隣よね?」
「私は702だけど、杏里は?」
「私は703。部屋、行きましょう」
「うん」



