少し経って、透明の飲み物が入っているボトルを持った涼が涼が戻ってくる。その姿を見ると、心がまるでココアを飲んだ時のようにほっとする。
「はい」
頬に冷たいものが触り、それと同時に少しだけ涼の指も頬に触れた。
「あ、ありがとう」
「どういたしまして」
飲み物を口に入れて胃の中に入れると、すうっと染み込んで気持ち良い。
再び目蓋を閉じて、休もうとした時だった。
「あれ、桜さんと涼くんじゃないかい?」
その声に、私はすぐに目を開けた。
一瞬で涼のことなんてどこかへ行ってしまい、脳内は彼のことで埋め尽くされる。見れば見るほど私の理想の顔をしている。
もちろんそれだけじゃなくて、奏多さんの醸し出す雰囲気は心を穏やかにさせてくれる。
「奏多さんっ」
「大丈夫? 具合悪いの?」
「ちょっとだけ、ふらっとしただけで。でも、今はもう大丈夫です」
「そっか、船酔いだね。でも、もうすぐ着くと思うよ」
「はい」
「今はゆっくり休んで。あ、校外学習中、よければ一緒に食事でもしよう」
「はいっ、もちろんです」
まさか、奏多さんんのほうから誘ってくれるなんて、こんなに順調でいいんだろうか。
どこかで、この出来事を上書きする最悪なことが起きてしまわないだろうか。
ううん、そんなことを考えているよりだったら、目の前の時間にもっと目を向けた方がいい。
「はい」
頬に冷たいものが触り、それと同時に少しだけ涼の指も頬に触れた。
「あ、ありがとう」
「どういたしまして」
飲み物を口に入れて胃の中に入れると、すうっと染み込んで気持ち良い。
再び目蓋を閉じて、休もうとした時だった。
「あれ、桜さんと涼くんじゃないかい?」
その声に、私はすぐに目を開けた。
一瞬で涼のことなんてどこかへ行ってしまい、脳内は彼のことで埋め尽くされる。見れば見るほど私の理想の顔をしている。
もちろんそれだけじゃなくて、奏多さんの醸し出す雰囲気は心を穏やかにさせてくれる。
「奏多さんっ」
「大丈夫? 具合悪いの?」
「ちょっとだけ、ふらっとしただけで。でも、今はもう大丈夫です」
「そっか、船酔いだね。でも、もうすぐ着くと思うよ」
「はい」
「今はゆっくり休んで。あ、校外学習中、よければ一緒に食事でもしよう」
「はいっ、もちろんです」
まさか、奏多さんんのほうから誘ってくれるなんて、こんなに順調でいいんだろうか。
どこかで、この出来事を上書きする最悪なことが起きてしまわないだろうか。
ううん、そんなことを考えているよりだったら、目の前の時間にもっと目を向けた方がいい。



