嫌いなあいつの婚約者!?

「着いたよ」

 連れて来られたところは、畑が一面に広がっていて、その敷地内にビニールハウスもあって広大な土地だった。

 こんなところがあるなんて、全く知らなかった。

 まだまだこの世界を探検したい思う。

「こっちこっち」

 私たちに手を振る聖くんは、ビニールハウスに向かって歩き始める。

 その後を追って私と杏里も歩き出した。

「ここ、入って」

「うん」

 ハウスの中に入ると、男の人が1人いて中を見渡すと真っ赤な苺がたくさんなっていた。

 まさに苺の天国。ここに住んでもいいくらい、最高の環境。

 苺が果物じゃなくて、宝石に見えてくる。

「今日はよく来てくれたね」

「いえ、こちらこそありがとうございます」

「たくさん食べて行ってね。苺のお菓子もあとで持って来るからね」

「まあ、素敵ね。本当にありがとうございます」

「じゃあ、僕が苺の取り方教えるよ」

「うんっ」