嫌いなあいつの婚約者!?

「大丈夫だった?」

「うん、何もなかったよ。ちょっと話をしてランチ食べただけだから」

 教室に戻るとすぐに杏里が心配をしに来てくれた。

 やっぱり、杏里といる時と鈴華さんといる時とでは何もかもが違う。

 友人の有り難さを、今しみじみと心の奥から感じる。

 何も特別なことをしてくれなくても、ただ側にいるということが安心感をくれるのだから、不思議なもの。

 それをしみじみと感じ取っていると、また違う何かがやってくる。