「これでしょう?」
「そ、そう」
「これって、涼から貰ったものでしょう?」
「そうだけど……」
「桜さん、……あの方と恋人になるそうじゃない。じゃあこれはもう必要ないわよね」
「だから、自分で涼に返そうと思って」
「1つ確認してもいいかしら」
「なに?」
「私が彼に告白してもいいのよね?」
「……もちろんよ。私には関係ないことだもの」
「そう。それなら、これも私が返しておくわ」
「それは……」
「あなただって、涼に会わないほうがいいでしょ? 恋人だって、あなたが他の男の人と会っていたらいい気はしないわ」
その言葉に否定することもできないし、そもそも否定する意味もない。
「うん…………お願い」
苺のネックレスが私の元から無くなったら、本当に涼とは関係がなくなってしまう。
会おうと思えば会える距離にはいるけれどそういう意味ではなくて、心の距離っていうか、精神的なものが。
でもきっと、どこかで決断しなければならないのだから、今がきっとその時なんだと思う。
「桜さん自身が下した選択なんだから、そんな顔しないで」
「そんな顔って……?」
鈴華さんはポケットから手鏡を出すと、それに私の顔を映した。
「そ、そう」
「これって、涼から貰ったものでしょう?」
「そうだけど……」
「桜さん、……あの方と恋人になるそうじゃない。じゃあこれはもう必要ないわよね」
「だから、自分で涼に返そうと思って」
「1つ確認してもいいかしら」
「なに?」
「私が彼に告白してもいいのよね?」
「……もちろんよ。私には関係ないことだもの」
「そう。それなら、これも私が返しておくわ」
「それは……」
「あなただって、涼に会わないほうがいいでしょ? 恋人だって、あなたが他の男の人と会っていたらいい気はしないわ」
その言葉に否定することもできないし、そもそも否定する意味もない。
「うん…………お願い」
苺のネックレスが私の元から無くなったら、本当に涼とは関係がなくなってしまう。
会おうと思えば会える距離にはいるけれどそういう意味ではなくて、心の距離っていうか、精神的なものが。
でもきっと、どこかで決断しなければならないのだから、今がきっとその時なんだと思う。
「桜さん自身が下した選択なんだから、そんな顔しないで」
「そんな顔って……?」
鈴華さんはポケットから手鏡を出すと、それに私の顔を映した。



