「どんな悩みでも、ふとした時に本当の自分の気持ちが分かることってあると思うんだ。……あの時こうやっておけばよかったって思うのは、その直感的なやつを無視した時で。だから、もし、今だって思ったらその時はその直感を大事にした方がいいと思うよ。なんてね、僕の独り言でした」
奏多さんの言葉は、今までの人生を振り返るとその通りだなと思う。
「奏多さん……」
「ごめんね、なんか偉そうに。ただ、少しでも桜さんの役に立てたらなあって」
はにかむ奏多さんがとても愛おしく感じて、こんなに素敵な人をどうして裏切るような真似が出来るの?
そんなの、許されるはずがない。
もしここで奏多さんを選ばなければ私は必ず後悔する。
それが私の直感。
「奏多さん」
「ん?」
「私、奏多さんが好きなんです。だから、恋人になって欲しいです」
「もちろんだよ」
その瞬間、奏多さんの腕に包まれる。
同時に、遠くの方に鈴華さんの姿がチラッと見えた。何かを手に持っているような……。
だけど、彼女はすぐにいなくなった。
「すごく嬉しいよ」
「私もです」
自分の腕を奏多さんの背中へ回す。
温かいもので包まれるこの感覚、ずっと夢見ていた。
今まで片想いの恋ばかりで、こうして想いが通じ合うことがなかったから、2人が同じ想いだというのがこんなに幸せなことだったなんて、世界が全く違ったように思える。
これでもう、きっと涼のことを考えることもなくなる。
奏多さん一筋でいられる。
「とりあえず、今日は帰って休んで。また倒れたりしたら大変だからね」
「はい」
奏多さんは車まで送ってくれた。
一気に距離が縮まって、全くの別人に、今までよりも何倍も輝いて見える。
「じゃあ、また明日」
「はい、また、明日」
奏多さんの言葉は、今までの人生を振り返るとその通りだなと思う。
「奏多さん……」
「ごめんね、なんか偉そうに。ただ、少しでも桜さんの役に立てたらなあって」
はにかむ奏多さんがとても愛おしく感じて、こんなに素敵な人をどうして裏切るような真似が出来るの?
そんなの、許されるはずがない。
もしここで奏多さんを選ばなければ私は必ず後悔する。
それが私の直感。
「奏多さん」
「ん?」
「私、奏多さんが好きなんです。だから、恋人になって欲しいです」
「もちろんだよ」
その瞬間、奏多さんの腕に包まれる。
同時に、遠くの方に鈴華さんの姿がチラッと見えた。何かを手に持っているような……。
だけど、彼女はすぐにいなくなった。
「すごく嬉しいよ」
「私もです」
自分の腕を奏多さんの背中へ回す。
温かいもので包まれるこの感覚、ずっと夢見ていた。
今まで片想いの恋ばかりで、こうして想いが通じ合うことがなかったから、2人が同じ想いだというのがこんなに幸せなことだったなんて、世界が全く違ったように思える。
これでもう、きっと涼のことを考えることもなくなる。
奏多さん一筋でいられる。
「とりあえず、今日は帰って休んで。また倒れたりしたら大変だからね」
「はい」
奏多さんは車まで送ってくれた。
一気に距離が縮まって、全くの別人に、今までよりも何倍も輝いて見える。
「じゃあ、また明日」
「はい、また、明日」



