「桜さまは、本当は誰と踊りたかったのですか?」
「誰とって……」
今すぐに答えられるならどんなに楽なことか。
「正直になった方が、きっと楽ですよ」
「…………おかしいのよ。最近、涼のことばかり考えてしまう」
今だって、頭の中を占めるのは半分以上が涼のこと……。
「……おかしくないですよ。誰だって、気になる人のことはずっと考えてしまいます」
「でも……これが好きなのかどうかは分からないわ。奏多さんといる時だって楽しいし。すごくドキドキするの。ずっと一緒にいたいって思っちゃうの」
「でも、涼さまのことも考えてしまう」
「……そうね」
「では、奏多さまと涼さまのどちらかに恋人が出来るとして、どっちの方がより気になってしまいますか? きっとそれが答えです」
「……今すぐには分からないわ」
「ええ、いいんです。ゆっくりでも。だけど、あまりにも時間を掛けると本当に失ってしまうかもしれないので、そこはタイミングを逃さないようにしないとですね」
「……そうね」
メイドの言うことは分かっている。頭では理解しているけれど、気持ちの方はまだ理解が追いついていないみたいで混乱してる。
それに、本当に分からない。
私は、涼のことが好きなの……?
奏多さんが好きなのに、同時に2人の人を好きになってしまったということ?
そんなの、涼にも奏多さんにも悪い。
「桜さま、そろそろ戻りましょう」
「ええ、そうね」
流石に、これ以上主役がいないというのはお父さまやお母さまにも迷惑がかかるかもしれない。
華やかなパーティー会場へ戻らなくちゃ。
「誰とって……」
今すぐに答えられるならどんなに楽なことか。
「正直になった方が、きっと楽ですよ」
「…………おかしいのよ。最近、涼のことばかり考えてしまう」
今だって、頭の中を占めるのは半分以上が涼のこと……。
「……おかしくないですよ。誰だって、気になる人のことはずっと考えてしまいます」
「でも……これが好きなのかどうかは分からないわ。奏多さんといる時だって楽しいし。すごくドキドキするの。ずっと一緒にいたいって思っちゃうの」
「でも、涼さまのことも考えてしまう」
「……そうね」
「では、奏多さまと涼さまのどちらかに恋人が出来るとして、どっちの方がより気になってしまいますか? きっとそれが答えです」
「……今すぐには分からないわ」
「ええ、いいんです。ゆっくりでも。だけど、あまりにも時間を掛けると本当に失ってしまうかもしれないので、そこはタイミングを逃さないようにしないとですね」
「……そうね」
メイドの言うことは分かっている。頭では理解しているけれど、気持ちの方はまだ理解が追いついていないみたいで混乱してる。
それに、本当に分からない。
私は、涼のことが好きなの……?
奏多さんが好きなのに、同時に2人の人を好きになってしまったということ?
そんなの、涼にも奏多さんにも悪い。
「桜さま、そろそろ戻りましょう」
「ええ、そうね」
流石に、これ以上主役がいないというのはお父さまやお母さまにも迷惑がかかるかもしれない。
華やかなパーティー会場へ戻らなくちゃ。



