「暖簾仕舞いますから、ごゆっくり
私は、奥にいますので、帰りは声を掛けて下さい」


葵は、土方と沖田が何か話があるのだろうと察した


2人きりになると


「あいつ… 良い勘してるな」

「土方さん 相談っていうか
俺… 考えてたことあって…」


改まった口調に
土方も沖田へ視線を移す



「出稽古に行かせて下さい!」




土方が腕組みをした
沖田をジッと睨む



「1ヶ月 佐々木さん達と稽古をしたいんです!」


「俺達とじゃ不足ということか?」


「違う!色んな人を相手したくて
なんつーか、甘えてしまってるから
気持ちを引き締めたい!」