鬼の形相で辺りを見る沖田が
左手の人差し指で遠くを指す


「あれだ。
あそこの屋敷にいる」

「どこや?」

「あれ!」

「いや、わからへわんわ。」

「あぁ!もぉ!!」


ヒラリと屋根から降り


「近藤さん 見つけた」

「よし!偉いぞ!総司!
さあ!皆!総司につづけ!」



赤い光のする屋敷に近づくにつれ
沖田のイライラが増す


「チッ なんで俺が、、、チッ
近藤さんのためだからなっ!!チッ」


「うるせぇな。黙って案内しろよ」


「あ?イヤイヤなんだ!
仕方ねぇだろ!!!」


「俺にあたるな!」


「チッ」


屋敷の近くまで
沖田の舌打ちを聞く事になる