深紅と浅葱

「土方さんは、素敵な考え方をされますね
沖田さんが何も見ないように
見て辛くなったときも
土方さんがそばにいてあげて下さい」

「俺には見えねぇのに
総司に何してやれるんだ」

「そばにいて下さい
沖田さんを信じて…
沖田さんを守って下さい」

「お前は、良いのか?」

「え?」

「俺達のそばにいなくていいのか?
って聞いてんだ!
俺達が守ってやるぞ!」

「……土方さん
私は、守る立場にいるんです
お気遣いなく」

「皆と関われないなら
時々でもここに会いにくる
話くらいしよう」

「帰ります
葵斗や他の人は、力のこと知らないから、内密にお願いします」


「お前は、いつも逃げる
だが、お前もわかってるんだろ?
離れようとするほど
縁が強くなってるってよ」


「さよなら」


心の揺らぎを悟られないよう
逃げた