深紅と浅葱

翌日


葵が真優の家へ

賑やかな声を聞きながら扉を開ける

昨日と全く同じように2人が話をしている姿に心の中で苦笑い


「ずいぶんと仲良しですね」

「おや?ヤキモチかい?
すまないねぇ総司を独り占めして」

「ヤキモチ!?葵が妬いてんのか?」

沖田の嬉しそうな理由がわからず

「違います 呆れているんです」

お茶を煎れて真優の横に座る

「沖田さん、新選組でもその話し方したら良いのでは?」

「…出来てりゃ苦労しねぇよ
なんつーか、これは俺の弱さだ」

「総司 この世に生まれたものは、皆
弱いもんだ
少しくらい武術に秀でても、強くなった気になっちゃいかん
死ぬまで弱い生き物なんだ
いつも誰かに助けられて生きる
葵は、新選組でいつも皆に助けられて、守られていたって嬉しそうに話してくれた
総司も時々、助けられ守られてみな!
嬉しかった時、それを言葉にして
相手に感謝すること!いいね!?」

「おう!真優!ありがとうな!!!」


葵の胸が高鳴る


沖田の笑顔に惹かれて、目が離せない


『だめ…こんな気持ち持っちゃ…』

「私、帰りますね
沖田さん 真優をよろしくお願いしますね」