翌日


一葵が数人連れて荷物を新選組に運ぶ

連れて来た者らを帰らせ

「葵が後で来るって言ってましたから、ここで待たせて貰います」

縁側に腰掛けると横に葵斗が座る

一葵が葵斗を見る

「辛気くせぇ
『俺のせいで葵の立場が悪くなったかも?』って顔?
そんな顔、アイツに見せないで下さいよ」

「しかし…」

片づけを手伝った幹部らも縁側に集まる


「ぷっ 葵の立場なんか
元々悪いだろっははっ」

一葵が笑い出す

「こんにちは」

庭から葵が現れ一礼し、葵斗の前に風呂敷を差し出す

風呂敷に手を出すと

「重いですよ」

「え…おっもっ!!!」

あまりの重さに驚く