「何で、お前が、この人たちと・・・」

ピクッと眉が動いた愁君
「お前は、俺達に殺されたいらしいな」

「!?」

「あたしたちの璃和を大事にすると。
そう言った、あんた達だから、璃和をここに”預けた”のに
泣かせるなんてね」

「妃を辞めさせるとどうなるか分かっているのでしょう?」

今度はあたしではなく、星哉たちがビクついたのが分かった。

「妃を辞めると言ったのは、コイツなんですっ
俺達が辞めろと言った覚えはないっ」

「ほう。なら、何で、その張本人が泣いて、ここを出てくる必要がある?」

「そ、それは」

「璃和が俺たちの前で嘘をつけると思っているのか?」

「え?」

「無理だろうな」

!?
れ、お君・・・

あたしの前に来てくれたのは仕事帰りなのだろう。
スーツ姿の玲央君

「何で?」

「璃和に何をした」

「!?」

「そ、それは」

応える気はないのだろう
玲央君の目線の先にはあたしがいる

「璃和。何をされた。この馬鹿どもに」

「裏切り者の扱いをされた。行ってもいない学校で
あたしにけがをさせられたって」

「「ほぉ」」

「てめぇ」

「何で?」

「あ?」

「何で、あたしじゃなくて、この女を信じるの・・・?」

「この女、だと?」

「!?」

「俺たちが信じるのは、お前じゃない。璃和だ。
お前が悪く言っていい女じゃない。
それとお前たちは神楽を解散させるか、代替えだ」

「え?」