「ツー事で却下」

「ぶはっ」

剛君?

「なんだよ?深堂」

「いいじゃねぇか。カフェ」

え?

「璃和。お前得意分野だもんな?」

そこでそれを言わなくてもいいじゃん。
確かに料理は得意分野だけど

「え?」

「こいつが?」
「1番出来なさそうなのに?」

「馬鹿にしてるでしょ?あんた達。
いいよ。料理全般作ってあげる。
毎日試食だって考えてね?」

「毎日!?」

当り前でしょう?
星稜祭?まであと、どうせ1カ月もないんだろうから

「だから、この教室をちゃんとしてカフェっぽくしてよ?
それくらい、”男”だって言うなら出来るでしょう?」

「ちっやってやるよ」

「雨宮さん。飲み物はどうしたらいい?」

飲み物かぁ

「ジュース類とかピックアップしておいてもらってもいい?
紅茶、コーヒーは確実に入れてね。ホットもアイスも出来るから」

「分かった」

「あとは・・・」

「雨宮さん。メニューとか、任せちゃってもいいですか?」

「分かった」

メニューか・・・
可愛いメニュー表も欲しいなぁ