「僕に嘘が通じるとでも?」 黒い笑顔でハルカが近づいてくる。 俺は、無意識に後ろに下がって行った。 ドンっと背中が壁にぶつかる。 に、逃げられない…! ギュッと目を瞑る。 唇に何かが触れた。 え? 目を開けると、ハルカが頬を赤く染めている。 なにが、起きたんだ…?