もう一度、あなたとともに。

「れい、なんかあった?」


れ「彼女と別れた。」


「え!れい!お前彼女いたの!?」


れ「うん」


「どんな子なの?」


れ「3歳年下でめっちゃ笑顔で誰とでも仲良くなれてすごくお人好し。」


れ「あとちっちゃくて可愛い」


「ベタ惚れじゃん!
んで、名前は?」


なんで名前を聞いたのか自分でもわからなかった。


れ「れみな」


「え、」


俺は頭を鈍器で殴られたような感覚に落ちた。


なんだよ。お互い別れてもこんなに想い合ってるなら俺の入る隙間なんてないじゃん。


でも、こんなに想い合ってるならなんで別れたんだ?


「なんで、別れたの?」


聞いてしまった。


れ「会える時間作れなくて、距離置きたいって言われた。」


れ「別れる気なんてなかったけど、俺に気を遣って別れようじゃなくて距離置きたいって言ってくれた、それに会えない彼氏よりも会える彼氏のほうが断然いい。」



れ「だから、別れることにした。」