驚きすぎて、言葉が出てこない。

だって、ずっと嫌われてるもんだと思ってたから。


俺だけが勝手に好きで、双葉はそれに少し気付いててわざと距離をとってるのかと思ってたから。


「てか、普通に両想いでしょ君達。レイも好きなのバレバレ」


…俺は別に隠してるつもり無かったし。


「追いかけなくていいの?」


伊佐はおれにそう嗾ける。


「…伊佐ごめん、今日うちに来る約束だったのに、、」

「そんなのいつでも出来るっしょ?とりあえず早く行けって!」


ごめん、伊佐。


伊佐に送り出されて、俺は急いで双葉のあとを追った。