「だ、大丈夫!全然へーきへーき!」


何事も無かったかのように、立ち上がりそう答えた。


「無理しなくていいよ、、絶対重いじゃんそのゴミ」

「へ?」

あぁ…そうだった。
ゴミ捨てに行く途中だったんだ、、


「いくらなんてみんな酷すぎだろ〜女子ひとりに行かすとか〜俺こっち持つから」


そう言って、伊佐くんは重い方の缶のゴミを持ってくれた。


え、、めっちゃ優しい…


「いや、ちょっと待って!伊佐くん掃除当番じゃないじゃん!」

掃除当番の人がやってくれるならまだしも、そうじゃない人に頼むのは流石に、、


「そうだけど、 別に良くね?」


伊佐くんはあっけらかんとそう答えて、缶の袋を持って先に階段を降りていった。