そうだ、伊佐に聞いてみよう…


「なあ、伊佐。尊いってどういう意味?」


急に質問を投げかけられて、伊佐は目を丸くさせている。

「え?尊い?なにいきなり」

「いや…尊いって急に人に言われたんだけど…俺って尊いの?」


至って真面目に聞いている。


「ああーそういうこと…。あれだ、よく好きなアイドルとかキャラとかに言うやつだろ?推しが尊い!みたいな」

「…なにそれ?」

推しが尊い??


「存在が神がかってて、素晴らしいみたいな意味じゃないの?つまり、レイ様美しすぎて神々しい!って意味かな。」


右手の親指を立てて、グーサインを出しそう口にする伊佐。