「昨日、レイも来ればよかったのになぁ〜」
「なにが?」
唐突にそんなこと言われて、訳が分からない。
「カラオケだよ!昨日誘っただろ?」
あー…そういえば、そうだった。
「…俺、ああいう騒がしいとこ苦手。」
「いやそうだろうと思ったよ。でもさー女子達がレイ誘えってうるせーからさ」
そんなこと言われてなぁ
伊佐だけならまだしも、
「…しかも、よく話したことない人達とそんなとこ行っても疲れるだけじゃん」
ノリ悪いって空気悪くするだけだろうし。
「…レイって女子に興味無いのか?」
伊佐は不思議そうに俺にそう問いかけた。
