それから、その公園でたまに会うその女の子は俺を見かけるといつも声を掛けてくれた。



双葉って名前だって事も教えてくれた。


双葉は、保育園のヤツらと違って優しくて意地悪なんてしてこないし、俺がカタコトの言葉を話してもバカになんてしなかった。


寧ろ、頭を撫でてくれたりたまにぎゅっとハグしてくれたり、母親以外にそんなことしてくれる存在がいることが俺は嬉しくてたまらなかった。


俺は双葉のことが大好きだった。



それは今も変わらない。