「レイの気持ちとか全然考えてなかったというか、そりゃ急に避けられたら嫌な気持ちするって普通に考えたらわかる事なのに…。」
レイが許してくれるかは、分からない。
「…全然、嫌いとかじゃないから!」
でもこれだけは言いたかった。
「…じゃあなんで、避けてたの?」
レイに確信をつかれた。
聞かれるだろうと思っていたけど、、
「それは、その〜…レイとわたしじゃ住む世界が違うというか、、、なんか引け目に感じちゃって」
レイが王子様なら、わたしはただの平民って感じだし。
「はぁ?なにそれ…?意味わかんねぇ…」
わたしの答えに、レイは呆れ返っている様子。
