とにかくわたしはどうしてもレイと仲良くなりたくてほぼ毎日、その公園に通った。
どうやら、この公園の近くに最近引越してきたばかりだったようで、もちろんいつもいる訳では無いけど、週に何度かは見掛けるようになった。
レイを見つけたら、必ず話し掛けて一緒に遊びに誘った。
最初は言葉がわからないせいか口数が少ないし、反応も薄いレイだったけど、それでもわたしはお構い無しに話しかけたお陰でずいぶんと仲良くなった。
保育園は別々だったけど、同じ小学校に上がりクラスも同じになった。
家が近いこともあって、登下校もずっと一緒だった。
レイの家は母子家庭で、レイママが仕事で遅くなることもよくあったからわたしの家にレイが遊びに来ることも日常茶飯事だった。