幼なじみが推しすぎる




次の日、



教室に向かう足取りが重い。



どーせレイと会話なんてしないけど、顔見るだけで苦しくなりそう。

今までもそりゃ苦しかったけど、もっともっともどかしくて変になりそう。


一体何がしたいんだろうわたし?
自分から避けたんだから、どーせなんにも変わらないんだから諦めればいいのにね……。



「はぁ〜…………」

「どうした?魂抜けてんぞ~」


りっちゃんに心配されてしまった。


「昨日はずっと上の空だったと思ったら今日は抜け殻みたいになってるし。」


昨日はレイがお弁当届けてくれたことで舞い上がってボッーとしてたし、
今日は今日でレイを苛立たせてしまったことがショックでため息しかでない。