幼なじみが推しすぎる



すると、


「母さん、そういうの図々しいから辞めなよ。迷惑だろ。」


レイがいきなり堰を切ったように話し出した。


え?

「何がガールズトークだよ。くだらねぇ」

「はぁ?ちょっとレイ!そんな口の利き方していいと思ってんの?」

「……いい歳して、高校生と同じ気になってんなよな」

「いい加減にしなさいよ!」


やばいやばい!
わたしがいるせいで、二人が喧嘩になっちゃった……!


「ごめんなさい……!」


思わず、口からそう出た。



「なんで双葉ちゃんが謝るのよ~」

「わ、わたしがなんか空気悪くした気がして……。」

レイがこんなイライラしてるのはきっとわたしのせいだ。