朝倉レイに出会ったのは、家の近くの公園だった。
黙々と一人で砂遊びをするレイを見かけたことが始まり。



6歳のわたしには衝撃的だった。
今まで見たことの無いキラキラと輝く綺麗な栗色の髪をした男の子。
天使がいる!って思った。


彼の姿に釘付けになってわたしは思わず声を掛けたんだ。



「一緒に遊んでもいい?」


その時のレイの驚いたような顔は、今でも鮮明に覚えてる。
ビー玉みたいな澄んだ瞳に吸い込まれそうだった。
この世にこんな美しい男の子がいるんだって



「.........???」


レイはわたしの言葉を理解していないのか、首を傾げていた。


イギリスとのハーフのレイは、まだ日本に来て間もなかったらしく日本語がわからなかったみたい。