"レイ"を初めて見た時、天使が舞い降りたのかと思った。


色白の透けるような肌に、栗色のサラサラで艶のある髪の毛、色素の薄い目。



まるで、絵本の中で見た天使そのものだった。



わたし三上双葉(みかみふたば)はその天使にひと目で恋に落ちた。