「俺、あの日美紀と確かに一緒にいたよ。でも、三人だった。美紀には彼氏いるから。俺とそいつと美紀でいたんだ。俺たちもうちょいで4ヶ月だろ?だから、そのプレゼントについて相談してたんだ。」
え、しんやくんがそんなこと考えてくれてたなんて。4ヶ月覚えててくれたんだ。
「私ね、ずっと美紀ちゃんが好きなんかと思ってた。」
「うん。」
「だから、私決めたんだよ。しんやくんと別れて、しんやくんは美紀ちゃんと幸せになって欲しいって。」
「うん。」
「だから、別れよって言っ、た。」
最後は涙で声が震えた。それでもしんやくんはずっと優しく抱きしめてくれた。
「辛かったよね。ごめんね。俺は瑠菜の本当の気持ちを知りたい。」
私の本当の気持ち。