「…え」 「実は…ここに今、2人がいるのは偶然なんかじゃないんだ」 「どういうこと…?」 「この秘密基地に…みつを誘ったのは…俺だったりして?」 「!?」 嘘…? ビックリして、くっつけていたおでこを離すと 「お前が俺の後をいつも付いてくるのを知ってて、仕向けたって言ったら…信じれる?」 大きな両手で…挟まれた頬。 わたしは 恥ずかしいくらい真っ赤になって、涙目で──・・・