「勝手に取りやがって……。せっかくそのメガネで理性を保ってたのに…どうしてくれるんだよ?」 わたしの両肩に大きな手を置き… ─────コツンッ。 「まだ…わからない?」 先生がわたしの額に自分の額を合わせた。 「今…みつの目の前にいる俺は“先生”じゃなくて。みつのことが好きな…ただの男」