時が経つのは早く

外では虫が泣いて月が綺麗に夜空に浮かんでいた。

今日で最後の夜。

死んだらどんな世界に行くのだろう。

「天国」とか?

もしかしたら天国なんてなくて

周りの人に見えないだけでこの世界には留まれるのかな。

そんなこと考えながら眠った。

最後の睡眠。

何もかもに「最後」の言葉が付く。

全てが特別に見える。

明日も暑いんだろうな。